【事業拡大】自己PRや志望動機の文章添削も承ります
現在、フリーランスとして文章添削事業を行っておりますが、自己PRや志望動機の添削にも事業範囲を拡げていくことといたしました。
事業拡大を記念して、文章の書き方についてアドバイスを少し書かせて頂きます。
私見にてご容赦下さい。
まずは文章を組み立てるときのロジックとして、演繹法と帰納法というのがあることをご承知ください。
私はプレゼンを組み立てるときや、文章を書くときには、できるだけ帰納法を使うようにしています。
演繹法というのは、三段論法のような手法です。
原則と事象があり、その2つを照らし合わせて結論を導き出していきます。
(例)
【原則】転勤のない製薬企業に就職したい
【事象】Aという製薬企業には転勤がない
【結論】Aという製薬企業は就職先の候補となり得る
この結論を見て、どのように思われましたでしょうか?
「本当にその結論は正しいの?」と思われた方も多いのではないかと思います。
演繹法では論理の飛躍というのが起きやすく、適切な結論を設定することが意外と難しいのです。
その結果、何だか結論に納得がいかないという事象が起きやすのです。
論理の飛躍とは、原則と事象から幾つかの途中段階を飛ばして結論を出してしまうことです。
先ほどの例の結論を置き換え、著しい論理の飛躍を示してみます。
【原則】転勤のない製薬企業に就職したい
【事象】Aという製薬企業には転勤がない
【結論】Aという製薬企業に就職したい
この結論にはいくらでも突っ込みがいれられますよね。
いや、転勤がないだけで就職したいとはならないよ!給料は?企業の規模や評判は?結論に至るまでの途中段階を省略しすぎてない?みたいな感じでしょうか。
単に論理の飛躍というだけでなく、設定した原則は本当に正しかったのかということにも疑問が湧いてきます。
正しい原則は、「転勤がなく、給料も高く、社会的に評判の良い大企業である製薬企業に就職したい」とした方がよかったのかもしれません。
以上のように演繹法で説得力のあるプレゼンを行ったり、文章を書いたりするのは意外と難しいのです。
次に帰納法について説明していきます。
帰納法は複数の事象から共通点を見出し、結論を導き出す論法です。
(例)
【事象】
・英国金融王手HSBCが行っている「外国人が住みたい・働きたい国ランキング」の調査結果で、「賃金」における日本の評価は、33カ国中33位であった
・英国金融王手HSBCが行っている「外国人が住みたい・働きたい国ランキング」の調査結果で、「ワークライフバランス」における日本の評価は、33カ国中33位であった
・英国金融王手HSBCが行っている「外国人が住みたい・働きたい国ランキング」の調査結果で、「子どもの教育環境」における日本の評価は、33カ国中33位であった
【結論】
外国人駐在員にとって日本は魅力的な国とは言い難い
事象から共通点を見出すので、事象は当然ながら複数必要になってきます。
私がお勧めする事象の数は3つです。
事象が2つだけだと共通点の普遍性を訴求するには弱く、4つ以上だと過多で聞き飽きてしまうからです。
帰納法に難しさがあるとすれば、事象から結論を見出すのに多少の想像力が必要とされるところでしょうか。
だからこそ帰納法で文章を書くことが面白いのですが。
実際に帰納法を用いて文章を書くときには、最も伝えたい「結論」を先に決め、それを示唆する事象を3つ探す作業を行うことが私は多いです。
それでは例題です。
「私のセールスポイントは行動力です」を結論として、これを示唆する事象を3つ考え、帰納法で表現してみてください。
さて、冒頭にも記載しました通り、自己PRや志望動機の添削にも事業範囲を拡大していくこととしました。
価格は当面の間、1,000円で承っていきます。
就職活動や転職活動中の方に気軽にご利用いただけると幸いです。
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