【現場に学ぶ】燕三条「工場の祭典2025」見学レポート②

1.燕三条が持つ「ものづくりの厚み」

ものづくりの聖地、新潟県・燕三条で開催された「工場の祭典」に参加してきました!地域全体が一体となって工場を開放し、普段は見られない製造現場を見学したり、職人さんと直接交流できる素晴らしいイベントです。

今回は、特に金属切断加工で高い技術を持つ株式会社タケダさんを訪問し、大迫力の加工技術をこの目で見て、さらに「旋盤加工」と「MC(マシニングセンタ)加工」という、二大金属加工技術の体験をさせてもらいました!


2.二大金属加工の主役!旋盤とMC加工迫力の金属切断加工

株式会社タケダさんは、金属材料の切断加工を中心に、多品種・小ロットの注文にも柔軟に対応している企業です。金属の切断加工にはよく旋盤加工機やMC加工機が使われます。同じ金属を削る加工機でもこの2つの機械のアプローチは全く異なります。

旋盤加工は、材料を高速で回転させ、そこに固定されたバイト(刃物)を当てて削る加工方法です。主な用途は、円筒形や円錐形などの「回転体」の部品を作ることに特化しています。例としては、ねじ、ボルト、シャフト、パイプなど、自動車や機械の心臓部となる部品に欠かせない技術です。

MC加工、つまり「マシニングセンタ」は、材料を固定し、主軸に取り付けた様々な切削工具(ドリル、エンドミルなど)を動かしながら削る加工方法です。コンピューター制御(NC制御)によって、工具を自動で交換しながら、複雑な立体形状や平面、穴あけなど、多岐にわたる加工を一台で連続して行うことができます。


3.迫力の金属切断加工体験 in燕三条

①旋盤加工機の体験

今回はステンレス製コースターを作成しました。薄い円柱型のステンレス素材を旋盤加工機にセットします。そのステンレスを削るのはステンレスよりも硬い素材のチップです。ステンレス素材を高速で回転させ、そこにチップを当てて金属を削っていきます。また、加工部分が高温になるため、大量の油を降り注いで冷却を行っていきます。金属が削れていく様と大量の油が注がれていく様は迫力がありました。と言っても実のところ私が行ったのは、ステンレス素材をセットして既にプログラムされた旋盤加工機のスイッチを押しただけですが・・・

②MC加工機の体験

続いて体験したのは MC加工機(マシニングセンタ)。こちらでは、金属ブロック(アルミニウム)からペンスタンドを削り出しました。MC加工機は、コンピューター制御によって自動で加工を行う工作機械。あらかじめ設計データ(CAD/CAM)を入力すれば、工具が自動で位置を変えながら、高精度で穴あけ・切削・溝加工を進めてくれます。センサーで金属ブロックの中心部を確認し、座標を特定すると、次々と工具を変えてブロックを削り、穴を開けていきます。ここでも冷却の為に大量の油が降り注がれていました。実のところ、ここでも私は金属ブロックの固定をしてスイッチを押しただけです・・・しかしながら、職人の方につきっきりで今MC加工機の工程について解説をしていただくことができ、とても贅沢な時間で勉強にもなりました。

成果物はこちらです。


中小企業診断士として企業を支援する際にも、こうした「現場の技術の理解」が欠かせないと思います。皆様の是非、工場の祭典等の機会を活かして現場に足を運んでみてはいかがでしょうか。


# 工場の祭典

# 株式会社タケダ

高嶋秀樹ビジネス研究所

高嶋秀樹ビジネス研究所のHPです。 中小企業診断士やMBAのスキルを活かして、セミナー・研修講師や事業戦略のサポート、文章添削サービスを受託しています。 特に営業力強化を得意分野としています。 営業力強化に関する情報もコラムにて発信していきますので、是非お立ち寄り下さい。

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